タロットカード解説｜ソードの7｜策略家を象徴するカード

ソードの7は、どのようなカードなのか？

策略・秘密・こっそり行動する人物

「ソードの7」には、剣を抱えてこっそりと立ち去る人物が描かれています。
この姿は、表立った行動ではなく、裏で物事を動かそうとする様子や、ずる賢さ、計画的な抜け道を象徴します。
知恵や戦略を駆使して、自分に有利な状況を作ろうとしている段階ともいえるでしょう。

「正直でいること」の難しさ

このカードは、道徳や誠実さと現実のバランスに悩む様子も暗示します。
正面からぶつかるには不利な状況の中で、こっそりと別のルートを選ぶこと。
あるいは、正直になれない事情。必ずしも悪意だけでなく、苦し紛れの行動であることも多いのです。

ソードの7が正位置で現れた場合

知恵と策略で状況を打開する

正位置のソードの7は、「うまく立ち回る」ことの重要性を教えてくれます。
正攻法では通じない場面で、裏ルートや抜け道を見つけることができる時。自分の利益を守るために、慎重かつ戦略的に動くことで、ピンチを切り抜けることができるでしょう。
頭脳戦が求められる状況とも言えます。

秘密主義・距離を取る姿勢

人間関係では、誰かにすべてを打ち明けるのではなく、一定の距離を保ちながら接することが求められる時期かもしれません。
すべてをさらけ出すことが正解ではない場面もあります。
今は「話さない」「見せない」ことが、自分を守る一手となることもあるのです。

ソードの7が逆位置で現れた場合

隠し事の露見・嘘がバレる

逆位置では、策略がうまくいかず、隠していたことが明るみに出る兆しがあります。
ごまかしや嘘が露見して、信頼を失うリスクが高まるタイミング。あるいは、自分が他人の裏切りに気づく場面かもしれません。
いずれにしても、誠実さを取り戻すことが大きなテーマになります。

後ろめたさに苦しむ心

また、自分の選んだ行動に対して罪悪感や葛藤を抱えている状態を表すこともあります。
「本当にこれでよかったのか？」と内心では迷っているのに、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまっていることもあるでしょう。
今は少し立ち止まり、正直な自分の気持ちに目を向ける時です。