日干が「己（つちのと）」の人は、どんな性格？恋愛面・仕事面についても解説！【四柱推命】

日干が「己（つちのと）」の人の基本性格

己は「畑の土」や「湿った土壌」にたとえられる日干で、柔らかく人を育てる性質を持ちます。

戊（大地の土）が雄大で力強い存在であるのに対し、己は細やかで温かみがあり、人に安心感を与えるタイプです。
人を包み込むような優しさを持ち、協調性にも優れています。
また、柔軟で適応力が高く、どんな環境にもなじむことができます。
人との関係性を大切にし、相手の気持ちをよく汲み取るため、周囲から「相談しやすい人」として頼られることも多いでしょう。

ただし、その優しさが行き過ぎると「流されやすさ」や「優柔不断さ」として現れることもあります。
芯の強さを持ちつつ、バランスを取ることが大切です。

日干が「己（つちのと）」の人の恋愛面

愛情深く、思いやりにあふれる恋をする人です。

己の人は恋愛において、相手に寄り添い、献身的に愛情を注ぎます。
パートナーの気持ちを敏感に感じ取り、相手を癒すような存在になるでしょう。
安心感を与えるため、相手からは「一緒にいて落ち着く人」として選ばれることが多いです。

ただし、相手に尽くしすぎてしまい、自分が無理をしてしまうこともあります。
また、相手の意見を尊重しすぎて自分の気持ちを抑え込み、不満をためてしまう場合も。
恋愛関係を長続きさせるためには、自分の気持ちを素直に表現することがポイントになります。

日干が「己（つちのと）」の人の仕事面

サポート力抜群、調整役として活躍できる人です。

仕事において己の人は、周囲との調和を重んじ、チームを支える役割に向いています。
細やかな気配りや調整能力を発揮できるため、周囲から重宝される存在となります。
研究、教育、福祉、カウンセリングなど、人の成長やサポートに関わる分野で特に力を発揮できるでしょう。

一方で、リーダーとして前に立つよりは、補佐役として力を発揮するタイプです。
責任の大きい立場に置かれると迷いやすいため、時には決断力を磨くことも必要です。
人の意見を聞きつつ、自分の信念に基づいて行動する習慣を持つと、より安定した成果を出せるようになります。

どの五行が多い？

「木」が多い人は？

木は土の栄養を吸収する存在です。
木が多いと、人の成長を支える力が強まり、教育や人材育成の分野で活躍できます。

ただし、人に尽くしすぎて自分を犠牲にする傾向が強まるため、自己管理を意識しましょう。

「火」が多い人は？

火は土を生み出す要素であり、己の温かみをさらに高めます。
情熱的に人に関わり、周囲を照らすような存在となるでしょう。

ただし、過剰になるとおせっかいに見られたり、感情的になりやすい点に注意が必要です。

「水」が多い人は？

水は土を濁らせる関係にあり、己の柔らかさが増すものの、迷いや不安を抱きやすくなります。

感受性が豊かになり、芸術的な分野ではプラスに働きますが、流されやすさに注意しましょう。

「金」が多い人は？

金は土の中から生まれる要素であり、己の実務力や現実対応力を強めます。

堅実さが増し、地道な努力で成果を出しやすくなります。
ただし、現実的になりすぎて夢を忘れやすい点に気をつけたいところです。

「土」が多い人は？

土が多いと、己の優しさや安定感が強まります。

人を育て、支える力が倍増し、周囲からの信頼も厚くなるでしょう。
ただし、土が過剰になりすぎると「優柔不断」「自己主張が弱い」といった面が出やすくなるため、芯の強さを意識することが大切です。